GKは試合中目立つべき?
こんにちは。
LIALL GK アカデミーの中島健人です。
8月に入り、これから合宿や遠征に行く機会が増えてくると思いますが、その合宿や遠征に行き、何をする機会が増えるでしょうか。
それは「試合」です。
ですので、今回は試合の中で1番評価されるべきGKについて書いていこうと思います。
まず、あなたは対戦相手を見てすぐに「ボールが来そうか・来なさそうか」気になりませんか?
ボールが来ないと俺の出番はないからつまらない。
たくさんボールが来て、目立ちたい・かっこよく止めたい。
そのような気持ちを持っていると思います。
当然、自信がなければできるだけボールは来てほしくないですから、ボールが来て欲しいと思うのは自分のプレーに自信を持っている証です。
確かに、GKをやっている楽しみの1つとして、試合中にボールがたくさん来ることを望んでいると思いますが、果たしてそれはいいのでしょうか。
恐らくあなたは試合中にボールが来ない時
「ボール来ないな。つまらないな。」
そんな感情が頭に浮かんでくると思います。
ただ、こう思っているうちはまだまだです。
考えてみてください。
サッカーは相手よりも得点が多ければ勝つスポーツですから、より失点の危険は避けたいはずです。
そうなると、GKが活躍しない試合の方が良いに決まっています。
それを踏まえると。題名にもあるようにGKは1番「目立つべきではないポジション」なのです。
そうはいっても、海外サッカー・Jリーグ、どのカテゴリーでもGKのスーパープレー、スーパーセーブが取り上げられ、みんな真似したくなります。
実際、僕もそうでした。
ただ、自分が目立つということはそれだけピンチの数が多いということですから、チームにとってはあまりプラスではありません。
では、どんなGKが1番素晴らしいのか、
それは「シュートを打たれない(打たせない)GK」です。
そもそもシュートを打たれなければ、GKがシュートを止める必要はないですから、失点から一番遠ざかりますよね。
ですから、シュートを止めて目立つGKよりも、自分は目立たないけれどもシュートを打たせずにチームをコントロールするGKの方がより評価されるべきなのです。
決して自分は先頭に立って目立つことはない、でも裏で動かしているのはGKのあなたである。
これがGKの面白い部分であり、こんなかっこいい立ち位置は他のポジションでは味わえません。
しかし、シュートを打たせないGKになるためには、味方を動かす必要がありますから「コーチング」が必須条件になってきます…
多くの選手がコーチングに苦手意識があると思いますから、次回はこの「コーチング」をテーマにお話しできればと思います。
また暑い日が続きますが、体調に気をつけて頑張っていきましょう!