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本気だから感情に出る

こんにちは。
LIALL GK アカデミーの中島健人です。

 

先日、僕がゴールキーパーコーチとして携わらせていただいている2つのチームのとても大切な試合に帯同してきました。
1つは、宇都宮工業高校サッカー部(宇工)の全国高校サッカー選手権大会準々決勝。
もう1つは、白鴎大学サッカー部の関東大学サッカーリーグNorte1部2部入替戦。

 

どちらも負けたら終わりの試合で、僕の役割としては主にセットプレーの守備を任されていました。

 

結果から言うと、宇工はベスト4進出をかけて佐野日大と戦いましたが0-2で惜しくも負けてしまい、目標にしていたベスト4進出は叶いませんでした。

 

白鴎大学は負けたら2部に降格という入替戦で、引き分け以上で1部残留という中で、
1-1の引き分けで踏ん張り1部残留を決めました。

 

結果だけをみると、負けてしまった。勝ててよかった。
それで終わってしまうかもしれません。
しかし、この2試合の内容・ここに至るまでの過程を観てきた僕は、勝ち負けに関係なく、感動しました。

 

僕はチームに専属で入っているゴールキーパーコーチではありません。

 

ですが、監督・コーチ、マネージャー、選手、保護者、いろいろな方と関わる中で、そのチームのために捧げる心、熱意、本気さを観て、僕も本気で力になりたい。

 

その一心でトレーニングから試合に携わらせてもらいました。

 

トレーニング中の口うるささには、
「外部コーチでしょ」とか「うるせーな」とか、選手の中でそういった感情はあったと思います。

 

でも、それくらい本気でした。
経験がなくても、実績がなくても、どんなに小さな力でも、チームのために。

 

ただ、思いだけでは結果はついてきてくれませんでした。

 

現に、選手権で宇工が佐野日大に先制点を奪われたのはセットプレーからです。
紛れもなく僕の力不足。
選手を勝たせることができませんでした。

 

正直、凹みました。
そんな時に、楠本コーチから「一時が万事だよ」と言葉をいただきました。

 

振り返ってみると、この試合にかける思いだけが先走り、もっと冷静に考えなければならないものがたくさんあった、と気付かされました。

 

選手のためにもっとできることはあったんじゃないか、もっと他にできることはあったんじゃないかと。

 

その選手権が終わって5日後に白鴎大の入替戦がありましたが、本当にドキドキとハラハラの1週間でした。
気持ちを切り替える間も与えてもらえずの入替戦だったので、より一層責任の重さを感じていたことを覚えています。

 

結果的には引き分け以上のレギュレーションで、1部残留を決めましたが、内容は本当に苦しいもので、先制され、2部降格の危険が高まる中、後半の残り5分で追いついて試合終了。

 

選手・スタッフと共に自分も涙してしまいました。

 

今シーズンから白鴎大学・宇都宮工業の2チームに関わらせていただき、まずは関わらせていただけたことを心から感謝したいです。
本当にありがとうございました。

 

そして、LIALLはスクール運営が主なクラブの中で、ゴールキーパーコーチとしてチームに派遣していただけたのは社長を含めLIALLのスタッフ全員の協力があってのことです。このような経験ができたことを、経験できて満足ではなく、より大きな指導者へ、より大きな人間へと成長するための財産にしていきます。

 

そして、改めてチームスポーツの素晴らしさ、同志・仲間との団結の素晴らしさを体感できました。

 

これが、サッカーの魅力であり、スポーツの魅力だと思います。
観る人を感動させ、やる人も感動する、そんな最高な瞬間をこれからも築き上げていきたいです。

 

もう少しでワールド杯も始まります!
日本代表はドイツ・コスタリカ・スペインと強豪国と対戦しますが、みんなで日本代表を応援して、日本中を感動の渦で包み込みましょう!