コーチ日記

学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない。

こんにちは、LIALL GK アカデミーの中島健人です。

新年度を迎え、いかがお過ごしですか？

学年が一つ大きくなり、それぞれ新しい環境でのスタートを切ったと思います。

実は、LIALLコーチ陣も新たなスタートを切ったのです。

スクールで会った選手はご存知だと思いますが、

新しいコーチとして　” マヒロコーチ ”　が加わりました！

マヒロコーチは川崎フロンターレのスクールで楠本コーチと関わりがあり、

今年からLIALLのコーチとして来てくれたのですが、選手としてものすごい経験をしているので気になる人はグラウンドで話を聞きに行ってみてください！

そこで、僕たちコーチ陣も仲間が増えての新しいスタートを切るということで先週LIALLでは４日間のコーチ研修会を行いました。

講義での座学
グラウンドでの実践

コーチとして必要なサッカーの知識だけでなくコーチとしての在り方や考え方など、多くのものを実際に身体や心で感じながら学ぶことができました。

　講義での学び

講義では一方的に話を聞くのではなく、グループでのディスカッションなどでそれぞれ自分の意見や考えを伝えることが多く、仲間がどんな考えを持っているのかを改めて確認できたことにプラスで初めて知ることができた部分もありました。

とても充実した時間を過ごせたのですが、講義のところでは特に映像分析とそのプレゼンにはかなりのパワーを費やしました。

映像分析でのプロセス

映像分析というのは、実際の試合での1つの場面について映像を見てそれについてよくなかった原因はどこにあるのか、そのエラーをどんなトレーニングでどのように改善するのかを分析します。

今回の課題はその映像をただ分析して終わりではなく、分析した結果をプレゼン資料としてまとめて発表したのですが、その発表までの過程がとても大変でした。

自分たちで役割を分担して作業をするのですが、

トレーニングメニューを作成する人
発表するための資料をまとめる人
発表する人

それぞれ役割を決めて作成しました。

何回も同じシーンを見直しては意見が飛び交い実際に映像を切り取って資料に使うなど、3人で試行錯誤しながらそれぞれの強みを活かした役割分担で、初めてのことではありましたがこの過程を経験できたことは僕たちにとってとてもプラスになったと思っています。

ここまでは講義についてでしたが、実技についてもたくさんの学びがありました。

グラウンド（実技）での学び

ここからは実技についてです。

実技では、僕たちが普段のスクールで

「子どもたちのこういうところを見よう」

「こんな伝え方はどう？」

「こんなメニューはどう？」

などの意見交換や理解の共有がメインでした。

やはりコーチによって全然違うことを言ってしまうと子どもたちは困りますし、全く一貫性のない指導になってしまいます。

しかし、全く同じことをやらなければいけない・言わなければいけない。

というのではなく、

求めることや観る・伝える観点についてはお互いに共通の理解を持ちながら、その伝え方は個々で工夫していこうという共有の場として実技は行いました。

具体的なメニューなどはお話しできませんが、また1つ知識の引き出しが増え、観るポイント・伝えるポイントが整理された気がします。

もちろん、共有の場ですから全てのコーチが指導実践を行います。

実際にメニューを構築し短い時間の中で指導をするのですが、いつもとは違う緊張感がありました。

指導実践はコーチ陣だけではできなかったので、今年の4月から新たにできたエリートクラスの選手に手伝っていただきました！

選手役としてお手伝いをしながら実際に指導を受けることができるので、選手も練習になるしコーチも勉強になるというお互いがレベルアップできる時間を過ごせたと思います。

エリートクラスのみなさんありがとうございました！

振り返って

４日間に渡り行った研修ですが
「見る」「聞く」「話す」「やってみる」と様々な形で学ぶ機会があり、今までにない時間を経験することができました。

早速今年度のスクールも始まって来ていますから、この研修で学んだことや感じたことをグラウンドで発揮できるようにします！

また今回はLIALLのスタッフだけで行いましたが、

サッカーを勉強したい
指導について学びたい
指導力をあげたい

と思っている方も参加できるような研修会も開催できればと思っています。

少しでも興味のある方、気になった方はぜひお声掛けください！

最後に