「人は考える葦(あし)である」
こんにちは、LIALL GKアカデミーの中島健人です。
僕は漫画を読むことが好きで休みの日にはよく読んでいるのですが、
色々なジャンルがある中で大学生の頃から新刊が出るたび本棚に買い揃えているほど好きな作品があります。
それは、TVアニメでも方されるほどの人気があり、今もっともアツいサッカー漫画と言われている「アオアシ」という作品です。
そこで今回は、
サッカー漫画「アオアシ」の中で心に響いた言葉があったのでご紹介したいと思います。
※ネタバレにはご注意ください。
サッカー漫画「アオアシ」とは
原作は小学館「週刊ビッグコミックススピリッツ」にて連載中のサッカー漫画で、昨年にはTVアニメでも放送されていました。
数あるサッカー漫画がある中で、「アオアシ」と他のサッカー漫画との大きな違いは、作品の舞台となっているのが ユースということです。
ユースとは、Jリーグのクラブが持つ高校生年代の育成組織のことです。
これまで多くのサッカー漫画を読んできていますが、その多くは高校サッカーが舞台となっていました。
しかし、この「アオアシ」の舞台はJユースを舞台にしつつ、サッカーの最先端の戦術やテクニックを交えた本格的な作品となっており、この作品を読めばサッカーの勉強にもなる!と現役のプロサッカー選手も評価しているほどです。
Jユースの内部と外部
この作品の主人公と僕の進んだ道がとても似ている部分が多くあり、親近感から読み始めたのがきっかけでした。
この作品の主人公は、中学の頃は地元の小さな街クラブで絶対的な存在で、チームの中心選手でした。
そんな中ユースの名門の監督の目にとまり、セレクションに合格したのち Jユースの舞台へと進みますが、そこでは歓迎はおろか冷たい対応ばかりなのです。
Jユースの育成組織は、小学生から高校生までを対象としていますから、ほとんどの選手が学年の持ち上がりでチームが形成されています。
ですから、そのチームの戦術や考え方、知識をずっと積み上げてきた育成組織でプレーしている選手からは「外部だから」と言われるのが現実なのです。
これは、実際に僕も経験しました。
やり続けることで結果に出る
小学・中学は地元の街クラブでやっていた僕は、高校から栃木SCのユースに入団しました。
中学までのチームでは試合に出続け上の学年にも帯同し、トレセンにも呼ばれとさまざまな経験をしたなかで当時の自分は自信たっぷりでした。
しかし、栃木SCユースの練習に参加するようになりその自信は嘘のように消えていきました。
練習についていくのに精一杯で、もっとやれよ、外部組なんだから、と言われ練習に行きたくないと思う日もたくさんありました。
それでも、やり続けた結果、3年生の頃には全国大会に出ることができ活躍できたと思っています。
人は考える葦(あし)である
なぜ、この作品に心惹かれたのか。
それは、ただ主人公のストーリーと僕の進んできたストーリーが似ているからというわけではありません。
主人公がこの逆境に立ち向かって行く姿、色々な場面の中で、どんなことを考えてどんな行動をするのかがとても学びになるのです。
- 何かにつまづいた時、どう立ち向かうのか。
サッカーのこともそうです。
- 今この状況でどんなプレーを選択するのか。
考えさせられるものがたくさんあります。
その中でも、この言葉は特に心に刺さりました。
「人は考える葦(あし)である」
人間はとても小さく弱い存在ですが、弱いながらも考えることができる。
考えることができるから偉大であり、人間である強みだというのです。
元々この言葉を生み出したのは、フランスの物理学者であるパスカルですが、
この言葉をサッカーに置き換えて「アオアシ」の中では、
1つのプレーや現象について、考えて、考えて考えて、そうやって考え続けた先にはもう考えなくてもできるようになる。
考えながらのプレーではなく、直感という感覚で実行できるようになる。
つまり、やろうと思ってやっていない、勝手にそうなっている状態になることができる。
そんな選手を「考える葦(あし)」といっているのです。
あなたも「考える葦(あし)へ」
急に直感でできるようになるのはとても難しい話ではありますが、常に考える癖をつけ、考えなくてもこうなっているから自分はこうしたのだと、直感で体を動かせるようになったらものすごい選手になれるのではないでしょうか。
思考から直感へと進化させて行くには、やはり日常がとても大切になります。
日頃から自分で考える環境にいるのか。
考える癖をつけるような環境があるのか。
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