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コーチ日記

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単純な自分を、どう使いこなす?

こんばんは!嵐大コーチです!

人間って、意外と単純。だからこそ、未来の自分がごほうびになる。

先日、車の中から

ふと街の景色や空の色、歩いている人たちの表情を見ながら、こんなことを思いました。

「人間って、意外と単純だよな」って。

 

嬉しいことがあれば気分が上がるし、

嫌なことがあればなんとなく落ち込む。

褒められたら「よし、がんばろう」と思えるし、

叱られたり失敗したりすると、一気にやる気がなくなることもあります。

でも、この単純さって、決して悪いことじゃないと思うんです。

むしろこの感情の変化があるからこそ、モチベーションは生まれるんだと思います。

そう考えると、単純であることも、立派な「強み」になるんじゃないかと感じました。

単純だからこそ、自分でやる気をつくれる

人間の気分は、ちょっとしたことで変わります。

そして、その気分の変化が行動に大きく影響します。

だからこそ、自分の気分をうまくコントロールできれば、自然と「やろう」「がんばろう」と思えるようになる。

つまり、自分で「やる気スイッチ」を押せるようにすることが大事なんです。

 

そこで、僕が普段意識しているモチベーションの作り方を3つ紹介します。

 

①「なりたい自分」をごほうびにする

「がんばったらお菓子を買ってあげる」みたいなモノのごほうびももちろん悪くないですが、

僕はそれよりも、「理想の自分に近づけた」という感覚こそが、何よりのごほうびだと思っています。

もし、選手たちがごほうびのモノのために頑張るようになってしまったら、それってサッカー自体を楽しめなくなります。

無失点に抑えたらお菓子を貰えるではなく、無失点に抑えチームに貢献できたからこそ味わえる感情が最高のごほうびだと思いませんか?

そのほかにも、

「今日の練習をがんばれたら、理想のGK像に近づける」

「この判断ができたら、自分が目指す大人の姿に近づける」

そうやって未来の自分をイメージして「今」を選ぶ。

それがモチベーションに繋がるし、ブレない自分の軸になります。

モノは一時的だけど、自分の積み重ねは一生残る。

だからこそ、「なりたい自分に近づくこと」自体が、最高の報酬だと思っています。

 

② 小さな成功を見つける

「今日は昨日より声が出せた」

「集中が切れずに練習を終えられた」

「いつもより早く準備ができた」

こんなふうに、どんなに小さなことでも「できた」「よかった」と思えるポイントを見つけること。

それを自分でしっかり認識するだけで、

「自分はちゃんと前に進んでる」って感じることができます。

小さな積み重ねが、大きな自信とやる気につながります。

 

③ 自分で自分を認める

誰かに褒めてもらえると嬉しいし、それがやる気になることもあります。

でも、いつも誰かが見ていてくれるわけじゃありません。

だからこそ、「今日の自分、がんばったな」「けっこうよかったじゃん」って、自分で自分に声をかけてあげることがすごく大切なんです。

自信と過信は違います。自分自身の力を過信してしまわないように気をつけなければなりませんが、自分で自分を認められるようになると、他人の評価に左右されすぎず、自分のペースで前に進めるようになります。

 

最後に、人間って、ほんのちょっとしたことで救われたり、前向きになれたりします。少なくとも僕はそう思っています。

たとえば、誰かに優しくしてもらったり、自分の言葉が誰かに届いていたと感じる瞬間だったり。

そんな些細なことがきっかけで、ふっと心が軽くなって、「もう少しがんばってみようかな」って思えるようになることがあります。

人間って、そういう生き物なんだと思います。

単純だからこそ、気分が変われば行動も変わる。行動が変われば、未来も変わる。

そして、未来のなりたい自分を思い描いて、そこに近づいていくことこそが、最高のごほうび。

だから今日も、自分の未来にワクワクしながら、みんなの未来にワクワクしながら今この瞬間の一歩を、大切に進んでいきたいと思います。