一生懸命な時こそ、心に余裕を持つこと
こんにちは、
LIALL GK アカデミーの中島健人です。
「一生懸命にプレーしているのに。」
「俺はもっとやらなければならない。」
「期待に応えなければならない。」
そんな重圧に押しつぶされそうなあなたへ。
素直にサッカーを楽しめていますか?
高いレベルを目指せば目指すほど、
より高いレベルの選手を目の当たりにする機会も増え、
もっとやらないとだめだ。
と感じ、また上のレベルを目指したいと思う。
その気持ち、ものすごくわかります。
より高みを目指すことが楽しみの1つになっていることも、わかっています。
しかし、高みを目指すということはそう簡単なことではないですよね。
いくつもの壁にぶつかっては乗り越え、
掴み取るという過程の中で、
自分1人で解決できるものもあれば、
1人では解決できないものもあると思います。
そこで、少し我にかえってみてください。
「自分は心からサッカーを楽しめているのか」
もちろん、楽しめているのならそれでいいです。
しかし、なかなか乗り越えることができない壁に当たると、
目の前の壁に立ち向かうことに精一杯になり、
本来のあなたの心を見失ってしまいます。
「サッカーが楽しい」
そこがあなたのサッカーを始めた原点に尽きると思います。
目の前に壁があって、
何度も何度も乗り越えようと立ち向かう。
それは決して間違いではありません。
何度も立ち向かえる勇気と根性は、
欲しくても後から手に入るものではありませんから、
それはあなたの強みです。
でも、一生懸命になりすぎ心に余裕がなくなると、
すぐ横に壁を越える道があるのに気がつかないことだってあり得ます。
ですから、目の前のものに一生懸命になっても、
どこかで心に余裕を作るようにしましょう。
1つのものに100%を注ぐことができることはわかっていますから、
今度はその100%注いでいる力をちょっと違う方にも少し分けてみよう。
と試してみてください。
例えば、
水をぎりぎりまで満杯にしたグラスを1つ持っていく時、
他のものに気を配る余裕はありますか?
恐らく他のものに目をやった瞬間バランスを崩して水はこぼれてしまうでしょう。
でも、グラスに余裕を持って水をいれれば周りにも気を配りながらでも持てると思います。
※水をこぼしても怒られないところでやってみてください。(笑)
つまり何を言いたいかというと、
より多くのものに力を使うには、
余裕を持つことが大切だよということです。
すぐに余裕を持つことは難しいと思います。
徐々に増やしていけばいいのです。
1つ2つ3つと、
やれることが増えていけば、
あなたはまた上のレベルへとステップアップできるはずです。
今の壁を乗り越えることが目的ではないはずです。
また1つ壁を越えると見える世界が変わりますよ。
本日はここまでです。
ありがとうございました。