当たり前じゃない世界の中で

こんばんは!嵐大コーチです。
私たちが生きているこの世界は、
本当に「いつ」「どんなこと」が起きるのか分かりません。
思いがけず楽しい出来事に出会うこともあれば、受け止めるのが難しい出来事が起こることもある。
それが人生の面白さであり、時には厳しさでもあるのだと思います。
先日、8月15日の終戦記念日に東京都写真美術館で「ヒロシマ」という写真展を観てきました。
そこには、原爆によって焼け野原となった街の姿、負傷した人々、そして命を落とした方々の写真が数多く展示されていました。
中には、直視するのも苦しい写真もありました。
その場に立って改めて強く感じたのは、「平和であること」の尊さと、そのありがたさです。
当時を生きた子どもたちは、おそらく「サッカーがしたい」とか「明日は何をしようかな」といった小さな楽しみを考える余裕すらなかったはずです。
生き延びることが最優先で、夢を描くことさえ難しかったのではないでしょうか。
一方で、今を生きている私たちは違う状況にあります。
サッカーを楽しめるし、将来の夢を語ることもできる。
「なりたい自分」に挑戦できる環境がある。
そのこと自体が、とても大きな幸せだと感じます。
だからこそ僕は、今を生きる子どもたちに、その「当たり前」に見える自由や幸せを大切にしてほしいと思っています。
サッカーに夢中になれる時間や、目標に向かって努力できる日々は、実はとても尊いものだからです。
そして、その挑戦をしている子どもたちを支えられる存在でありたい。
一緒に悩んだり、ときには励ましたりしながら、背中を押していきたい。
それが、今この自由な世界を生きる自分の役割の一つだと信じています。
関わってくれているみなさんに、できるだけ「幸せなこと」だけが訪れてほしい。
そう願いながら、僕自身も日常の小さな幸せを感じつつ、これからも平和な世界でサッカーを選手と一緒に楽しみ続けていきたいと思います。