登れる人に

こんばんは!嵐大コーチです!
先日、他県のコーチと話をさせていただく機会がありました。
その中で出てきた「プロになる選手の特徴」についての話が、とても印象に残っています。
今回お話するのは大きく分けて以下の2つです!
① コーチが心配になるくらい練習する選手
そのコーチから見たプロになるような選手は、誰よりも早くグラウンドに来て、誰よりも遅く帰るそうです。
コーチが「今日はもうやめとけ」「やりすぎだろ」と止めるくらい練習をしていると言ってました。
それでも本人は「まだまだ足りないので」と答えるそうです。
ただがむしゃらにやっているのではなく、自分を客観的に見て、足りない部分を補うために工夫して取り組んでいると。
たしかに、私の周りでプロになった人たちには圧倒的な練習量がありました。
ここに、成長し続ける選手の姿勢を強く感じました。
② 人の話をよく聞ける選手
もうひとつ挙げられていたのが「人の話をよく聞ける選手」です。
一度の説明で理解して実行できる選手は多くありません。しっかり話を聞けるだけでプレーに意識を持って取り組めるし、成長のスピードも変わっていく。
そのコーチはそう話していました。
そして、この点については私自身も強く感じることがあります。
例えば、自分ではない他の選手のプレーを止めて(フリーズして)指導することがあります。
「今なんでそのプレーを選んだの?」「相手は見えてた?」「どこを見てた?」と質問して、選手が答えながら会話を進めます。
そこから「じゃあ、こういう状況の時はどこにいたらよかったかな?」と整理していくのですが、このやり取りを「自分のことのように考えられる選手」は、同じことで止められなくなるし、次にもっと良いプレーができるようになります。
でも実際には、「自分に言われてないから関係ないや」と聞いていなかったり、「自分のことじゃないから大丈夫」と受け流してしまう子も少なくありません。
これは本当に勿体ないことだと思います。
他の人へのアドバイスを「自分ごと」として吸収できるかどうか。
ここに、成長のスピードの差が生まれているのではないでしょうか。
特別な才能だけではなく、「当たり前の積み重ね」
この2つの話を聞いたとき、強く思いました。
プロになる選手は、特別な才能だけでなく、当たり前のことを突き詰めているんだなと。
練習量と素直さ
一見シンプルですが、すごく大事な要素です!
今やるべきことを、今やる。
私はコーチとして、日々の指導の中で子どもたちに「聞くこと」「工夫して練習すること」の大切さを伝えていきたいと改めて感じました。
なぜなら、やるべきことをやらずに時間が過ぎると、その差を埋めるのは本当に難しくなるからです。
子どもたちが夢中になって取り組む姿勢を持ち続けられるように、これからもサポートしていきたいと思います。